「私最近、ストレスが溜まってるの」。このようなセリフは、誰でも一度は口に出したことがあるでしょう。では、そんな時私たちの中に溜まっている「ストレス」とはどんなものなのでしょうか。
ストレスってどういうこと?
たとえば台所にあるスポンジを指で押すと、へこみますよね。この時、スポンジには負担がかかり、変形しています。これと同じことが私たちの体や心で起こる、これが「ストレス」です。つまり私たちの体や心をスポンジにたとえて、そこに何らかの負担がかかることがストレスなのです。
スポンジが、ずっと押さえていると、なかなかもとの形に戻らなかったり、時には跡がついたり亀裂が入ったりしてしまうように、わたしたちの体や心も、ストレスを受けっ放しでは壊れていきます。
ストレスの原因は?
体や心はスポンジにたとえることができますが、スポンジを押す指にたとえられているものは何でしょう。つまり、これがストレスの原因というわけです。私たちが普段「ストレスになる」と感じるのは、人間関係上の問題や、不安、怒り、悲しみ、緊張など、心で感じるものが多いと思います。しかし、私たちにストレスを与えているものはそれだけではありません。たとえば街中にいる時のさまざまな音、心地よくない温度、栄養不足、病原菌など、ありとあらゆるものが私たちにストレスを与えています。道を歩いていて少し風が吹いただけでも人間はストレスを感じるのです。ですが通常、風が吹いたからといって「ストレスだ」と思うには相当強い風が吹かなくてはなりません。このように、人間関係などでストレスがあっても、本人がそれをストレスだと自覚するまでには、ある程度の強いストレスを受けてしまっているのです。しかし、ストレスの原因を受けとっている限り、体はストレスを感じていますし、心も無意識の中でストレスを感じています。
良いストレスと悪いストレス
それでは、ストレスを解消するためには何もしないで過ごすしかないではないかと思うかもしれません。しかしそうではないのです。適度なストレスは意欲や効率が増したり、体の環境適応能力が上がったりと、私たちの心や体にプラスに働くのです。まったくストレスのない環境(明るさも温度も心地よく一定で、においも音も何もない環境)だと、暗示にかかいりやすくなったり、幻覚が起こったり、体温調節がうまくいかなくなったりしてしまうのです。
ですから心に対しても体に対しても「良いストレス」と言える程度のストレスは必要なのです。とはいえ、どの程度のストレスが適度であるかは個人差が大きいものです。
スポンサード リンク